過ぎ行く風景
バツイチカケスのゆるゆる人生 BGMも交えて のんびりゆったり歩きます
いらっしゃいませ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。



プロフィール

カケス

マスター : カケス
5年前、新しい人生の
スタートを切りました。
今はゆっくりと心身を
癒している最中。
近くに温泉が噴出したので、
週末を楽しんでいます。





周辺散策まっぷ


ameba lanking banner

▼ こんな男 要らねぇ !!
箱ミネコの離婚日記(暴走)
こんなオトコ要らねぇ~ミネコの「モラハラ」リコン日記
元夫から「モラハラ」を受けた
漫画家の筆者がやり場のない
怒りを爆発、ペン先を潰しつつ
執筆した著作、ついにマガジン
ハウスより、電撃発売が決定。
早くも大増刷準備か?

▼ カッパの南国別館
▼ 離婚・デトックス!
▼モラル・ハラスメント
 被 害 者 同 盟

▼95%モラハラ夫!
▼シングルマザーのゆううつ
▼ にゃりんたが行く
▼ 地上12,000mmの沃地
|電柱|`∇´)ノ





最近のお茶会話



コース別 メニュー



本日のおすすめ



月別アーカイブ



屋根裏部屋

全タイトルを表示



マスターへご注文

メールはこちらから

名前:
メール:
件名:
本文:



記事検索

指定言葉を含む記事を表示



お気に入り

Master of Coffeehouse Wolds
Found Gadgetries as . . .


foo bath bookstand
Relaxing Bath BookStand


just an old fashioned coffeemaker
old Fashioned Coffeemaker


One day, a little Chick visited Coffeehouse Wolds and....
One day, a Chick visited my...



piano player
Karaoke Network Comunity


家頁画廊~Web素材集~
Funny Style Illustration



スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

夕陽のない国

こんにちは! カケスです。


ようこそ、いらっしゃいませ!


 
 いやあ、もう、2週間、すっかり記事更新まで時間を空けてしまいました


 もう、平身低頭m(_ _)mです。


 それで、マスターは、いったい何をしていたのか?(言い訳)


 


 実は、先日、カッパさん【カッパの南国別館】から、このブログのコメントの流れで、マレーシアのすばらしい夕陽の写真をいただきました。


 それで、「よし、この写真から記事を起こそう(内容は自由)!」と固く決意したのですが…


 内容決めに、まず、手こずってしまいました。


 だいたい、一度、方向を決めれば、突っ走れるんですが…


 ただし、記事の作成は休日限定で(集中しないと、書けないんですよ~)



 それで、今回は、初めてのチャレンジ!


「南の国の神話を


書こう!(自爆)」


です!


 書いているうちに、ちょっと過激方面になっちゃったかな…と少々反省しています。


 カッパさんが気に入らなかったら、どうしやう(涙)。



 昔のいやな思い出がフラッシュバックしてしまった方、もし、いらっしゃったら、


すみません。



 それでは、いってみましょう!


 
 想像もつかないような、遠い、昔のお話です ――


 




 


 


 


<夕陽のない国>


 


南国の夕焼け


 


 むかし、むかし、千の年を数えるほどの、遠いむかし ――


 

 地の果ての南の土地に、小さな国があった。


 褐色の肌を持つ部族に治められたその国は、隣国との交易によって栄え、豊潤な果実と作物、地の果ての海から採れる魚が、民の暮らしをうるおしていた。


 この国では毎日、日が沈む頃になると、風が吹き、厚い雲が空をおおって、激しい雨が大地をたたく。


 それゆえに、この国の民は、大地に沈んでゆく太陽を、決して見ることはない。



 旅人たちは、いつしか、この国を ―― 「夕陽のない国」、と呼んだ。


 


 




 国の部族の長は、収穫祭の夜、松明のまわりに集まった民に向かって、語りかけるのが、ならわしだった。


「あの森の向こう、山の奥ふかい中に、精霊神がおられる。 精霊神は雨を呼び、大地を潤し、大河をうち流し、海に魚を呼ぶ。―― 精霊神に、ふかい崇めを」


「ガラ神!」 ひとりの、興奮した若者が、血潮に満ちた顔で叫んだ。


「その名を、浅はかに、口にしてはならぬ」 部族の長は、声を荒げて、若者を諌めた。


「神の名を呼ぶのは、神との契約を問うときのみである。―― われら民と、大地と、海との契約を」


 


 


 その国は、数百の年のあいだ、精霊神をたてまつり、繁栄をほしいままにした。


 だが、あるとき、大地を耕していた農民は、厚い雲から降り注ぐ雨が、微かに減りつつあることを知った。


 川は勢いを失い、海に投げられる網にかかる魚は、一尾、また一尾と姿を消した。


 時を同じくして、部族の長は、猛々しい北方の国が、隣国に攻め入ったことを知った。


 


 


 長につらなる一族は、狩猟に長けた、戦士の血筋でもあった。


 ほどなく攻め入ってきた、北方の国を相手に、部族の男たちは、剣をうち振って応じた。


 それは、長いたたかいだった。


 数えきれぬ犠牲を残して、やがて、この国と北方の国は、かりそめの和議を結んだ。


 和平のあかしとして、北方の国の、王族の娘が、部族の長の息子の許婚として、南の国におもむいた。


 


 


 国境のはげしい争いの間にも、雨は減り続け、ただ、厚い雲が、夜につづくばかりとなった。


 部族の長は、側近をあつめ、首をふった。


 「精霊神は、その昔、わが民を豊潤で満たす契約を結んだ。―― だが、精霊神は、それをお忘れになったのか」


 「精霊神の居所へ行き、問えばよい。 われらとの契約を」  側近のひとりが、重苦しく、口にした。


 「契約では、わが部族の者は、精霊神の居所へ、足を踏み入れることはできない」


 部族の長の息子が、腕組みをしたまま、苦悶のまなざしを、空へ投げた。


 「―― ウィルハ」


 そのとき、ほそく澄んだ声が、部族の長の息子の名を呼んだ。 


 「―― ウィルハ、わたしが行こう」


 「オルガ」


 皆が振り返ったそこには、北方の国から、部族の長の息子の許婚におもむいた、娘が立っていた。


 その娘、オルガの肌は、褐色の肌の南の民とは違って、雪のように白く、透き通るような色の髪だった。


 「ウィルハ、わたしは、そなたの部族の者ではない。 精霊神の居所を、訪れることができよう」


 「オルガ、もしも、お前に事あれば」 部族の長の息子は諭した。 「北方の国と、この国に不幸が起こる」


 「だからこそ」 オルガは応じた。 「皆の決した、思いの強さが通じるであろう。 正しき精霊神に」


 「―― オルガ」


 誰ひとりとして、言い返す者はなかった。


 土くれを食べて飢えをしのぐ、国の民の惨状は、みなの口から、返す言葉を奪っていた。


 


 


 その夜、身の清めをすませて、寝所へむかうオルガを、許婚のウィルハが呼び止めた。


 「オルガ、これを持て」


 部族の長の息子ウィルハは、赤い絹布に包まれた、短剣を差し出した。


 オルガは目をそむけた。


 「わたしに剣などいらぬ、ウィルハ。 相手は神だ。 無用の長物であろう」


 「―― オルガ」 ウィルハは、オルガの掌に、そっと短剣を押しつつんだ。


 「わが部族は、戦士の血筋だ。 十三才の元服の儀式で、命の短剣を授けられる。 その剣に触れた刹那、部族の男は、自分の行く末を悟るのだ。―― 決して、口外はできないが」


 ウィルハは、オルガの手を、痛いほどに握りしめた。


 「オルガ、その剣は、お前の命を守るだろう」


 「相手が神でもか」 オルガは、冷ややかな笑いを浮かべた。


 「オルガ、その剣の先がつらぬくのは、神ではない。 ―― この、わたしだ」


 「なにを、わからぬことを。 ウィルハ」


 「時が来ればわかる。 ――  オルガ、この剣をたずさえて、命を守れ。 ―― すべてをうち捨てても」


 オルガの唇が、激しくふさがれた。 消え行く松明の明かりの中で、ふたりは愛を交わした。


 


 


 


 山は思いのほか深く、幾度となく、険しい絶壁を越えなければならなかった。


 オルガの白い肌は、地を包む植物の葉に切られ、そこここに血がにじんだ。


 


 三日三晩ののち、オルガは、部族の長に暗示された場所に、ようやくたどり着いた。


 そこは、切り立った、滑らかな崖にかこまれ、さながら宮殿の回廊の一部のようでもあった。


 


 


 「精霊神よ!」 オルガは叫んだ。


 声が崖にこだまし、あちらこちらから、声がむなしく響いた。


 しばらく間を置いたが、なにも答えはなかった。


 「ガラ神!」 オルガは、精霊神の名で呼びかけた。


 「北方の国、王の血族、オルガの名で、ガラ神に問う!」


 ふいに、目の前で、風が流れた。


 「われを呼ぶのは、なにものか」


 低く通る声が、あたりに反響した。


 気がつくと、目の前に、褐色の肌をした若者が立っていた。


 オルガは、片膝を着き、うやうやしく礼をした。


 「わが名はオルガ。 御身の守護する南の国で、民が飢えに苦しみ、戦いにおののいている。  はるか昔、御身と、南の国の長に交わされた契約により、窮状を、すくわれんことを」


 ガラ神は、低い声で笑った。 鋭くとがった目の中に、あやしい茶白色の瞳があった。


 「われは、蛮族との取り引きはせぬ。 蛮族との契約など、ありはしない」


 「重ねて問う」 オルガは、語気を強めた。 「御身と、南の国の長との、契約を」


 「黙れ」 ガラ神は、オルガを制した。 「われが契約を結ぶのは、万物をつかさどる王神、エルド王神のみ。 エルド王神は、われと契約を結ばれた。 千年のあいだ、南の国は、このガラ精霊神が守護せしむことを」


 「ならば、なにゆえに、南の国の民を苦しめる」 オルガは、少し気弱な口調になっていた。


 ガラ神は、オルガの様子を見て、あざ笑った。 「おぬしのように、われの気を損ねる蛮族がおるゆえ」


 オルガは肩を落とした。 「わが訪問が、御身の気色を、損ねたというのか」


 「われは神ぞ!」 ガラ神は鋭い言葉を発した。 「神は、神どうしに結ばれた契約にのみ、縛られる。 蛮族のおぬしなど、その前に一片の価値もないわ」


 オルガは絶望におそわれた。 「―― もし、御身が、南の国の守護を怠っていることを、万物の王神、エルド王神が知ったら、なんとするのか」


 ガラ神は、かっとなった。


 「エルド王神との契約はその場で失われ、われはこの世から消え去るであろう。 だが、われ、ガラ神は、エルド王神には、つねに信頼があつい。 蛮族が騒ぎ立てたところで、疑われることなどない」


 ガラ神は、オルガを指さした。 「おぬしのような、つまらぬ無作法者は、この場で消し去ってくれるわ」


 ついにオルガは気力尽き、膝を着いた。


 


 そのとき、ガラ神は、オルガが、懐に短剣を忍ばせていることに気づいた。


 「おぬし、命の短剣を持っておるな。 そんなもので、神である、われと刺し違えるつもりか」


 ガラ神は、ふと、よこしまな笑いを浮かべた。


 「―― 面白い。 おぬしには、この世の地獄を、味あわせてやるがよかろう。 南の国へ、戻るがよい」


 ふいに、ガラ神と、オルガの間に、目もくらむような光が走った。


 


 


 オルガが気がつくと、ガラ神の姿は消えていた。


 額に燃えるような痛みを感じたオルガは、そばにあった、泉の水面に顔をうつしてみた。


 額には、ガラ神の、呪いの印が、ふかく刻まれていた。


 


 


 体力を振り絞って、南の国へ帰り着いたオルガを見て、飢えた民は驚愕した。


 額に刻まれた、精霊神の呪いの印で、オルガが精霊神の怒りをかったことは、明らかだった。


 ただちに、部族の若者がオルガを捕らえ、海岸の断崖の洞窟牢へ投獄した。


 


 


 部族の長は、ふたたび側近をあつめ、対応を問うた。


 「あの娘は、善良なる精霊神の怒りをかった。 許すわけにはいかぬ」


 「だが、あの娘は、北方の国の人質。 罰すれば、北方の国から攻め入られる口実となる」


 「しかし、許したとしても、飢えた民の恨みの投石からは、逃れられまい」


 話し合いは、どこまでも続いた。 ―― 結論は、出ることはなかった。


 


 


 人質のオルガが投獄されている、という話は、旅人の噂で、またたくまに各国に広まった。


 


 北方の国の王が、南の国に攻め入る決断をするのに、時間はかからなかった。


 周辺国を併合し、強大な力を持つにいたった北方の国は、ただ、機会だけを、うかがっていた。


 そして、民の幸せを願って動いた、オルガそのものが、皮肉にも、惨劇の幕を切って落としたのだ。


 


 


 まもなく、海岸の断崖の洞窟牢に幽閉されていたオルガの耳に、あらしのような、鬨の声が響いた。


 北方の国は、尽きることのない弓矢、剣、勇猛な戦士を、驚くほどの勢いで、送りこんできた。


 南の国の部族のすべての男は、剣をとり、力の続くかぎり打ち下ろし続けたが、ひとり、またひとりと、力尽き、母なる大地へ伏した。


 厚い雲が空を覆う夕刻には、勝負のすう勢は、ほぼ決した。


 


 


 オルガは、打ち鳴らされる剣の音や悲鳴を聞きながら、耳をふさぐことはなかった。


 ただ、洞窟牢の片隅に座り、壁の一点を見つめ続けていた。


 そのとき、ふいに、洞窟牢の入り口に、人影があらわれた。


 「オルガ!」


 その声の主は、許婚のウィルハであった。


 ウィルハは、傷ついた全身に鞭を打ち、洞窟牢の鍵を打ち壊した。


 「―― オルガ、もうすぐ、北方の戦士がここへやってくる。 外へ出て、しっかりと白旗をうち掲げよ。 北方の国の戦士が、お前を救い出すだろう。 命を守れ。 生きよ。―― すべてを捨てても」


 オルガは、ウィルハのほうへ駆け寄りながら、叫んだ。


 「ウィルハ。 南の国の部族は、民は、どうなった」


 「オルガ、南国の戦士は、わたしが最後のひとりだ。 南の国は消える。 北方の国の地で、幸せを得よ」


 オルガが、ウィルハを抱きとめようとした刹那、ウィルハは力尽きた。


 ウィルハの体は、洞窟牢の前から、ゆっくりと、断崖の下の海原へ、落ちていった。


 


 


 「生きながらにして、地獄を見るとは、まさにこのことだな」


 茫然とするオルガの背後から、低く通る声が響いた。


 オルガは、振り向かなかった。 振り向かなくても、声の主はわかっていた。


 「―― ガラ神。」


 「すべては、おぬしが引き金を引いたのだ」 ガラ神は、せせら笑った。 「おぬし自身を責めよ」


 「―― ガラ神よ」 オルガは静かに語った。 「南の国は滅びた。 御身との契約は、終わりを告げた」


 「蛮族が、なにをつまらぬことを」 ガラ神は高笑いした。 「われは、万物の王神、エルド王神と、新たな契約を結ぶ。 広大な北方の国を、これより千年にわたり、守護する契約を」


 


 「そなたは、南の国の守護を怠った」 オルガの声が、急に、低くなった。 「これにより、契約は破棄され、そなたは、この世から失われるであろう」


 その声は、人間の喉から発せられる響きではなかった。 オルガの髪は、宙に舞い上がり、背からまばゆいほどの光を放つ、白い翼があらわれた。


 ガラ神は、息をのんだ。 「おぬしは… いや、 御身は、 もしや、―― エルド王神!」


 この世のものとも思えぬ悲鳴と同時に、ガラ神は出口から逃げ出し、荒くれる海原へ身をおどらせていた。


 しかし、ガラ神の身が、波間に届くことはなかった。


 エルド王神が、契約の終わりを告げると同時に、ガラ神の身は、光の灰となり、戻ることのない風の中に、飲まれていった。


 


 


 それを見届けると、エルド王神は、洞窟牢から、厚い雲がおおう空ヘ向けて、羽ばたいた。


 「この地は、新たな時代をむかえるであろう。 新たなる、善良な守護神を選ばねばならぬ」


 エルド王神の翼が羽ばたくたびに、夕刻の空を覆っていた厚い雲は消え去り、これまで決して見えたことのなかった夕陽が、この地に、初めて光を投げかけた。


 こうして、このとき以来、この地にも、夕陽が差し込むこととなった。


 


 


 旅人の間では、いまでも、この地を指すとき、こんな呼び名が残っている。


 


 ―― 「夕陽のない国」 と。


 




ameba lanking banner




スポンサーサイト





上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。